ポルシェの買い方まとめ！ディーラーへの行き方から注文の流れまで

こんにちは、ネコタスです。

今回はポルシェを購入（注文）するまでの流れについてまとめてみたいと思います。購入を考えている方や、いつかはポルシェ！という方にもぜひ読んでいただいて参考になれば幸いです。

あくまで実体験ベースでまとめたものであり、対応方針は店舗や営業マンによって変わることはご理解いただけますと幸いです。

まずはコンフィギュレーターで遊ぶ

ポルシェに興味を持った人であれば既に行っているかと思いますが笑、全てはここから始まると思います。好きなモデルを選び好きな色やホイールを選びオプションを追加し、まさに世界に1台だけの自分だけのポルシェが作れます、パソコンの中で。

リアルな最低限オプションだけのモデルを作ったり、買えもしない最高級オプションを追加したモデルを作ったりして1時間は一瞬で過ぎると思います。私はポルシェを夢見た20代前半から通算1,000回くらいは遊んだと思います（少し盛りました）。

ポルシェのコンフィギュレーター。最新のモデルでオプションを詰め込みまくって遊んだり。にしても3,000万円て…

ディーラーの予約をする

いよいよ夢のポルシェを具体的に決めてみたい、一度実車を見てみたい、試乗したい！となればまずすべきことはディーラーへ行くことです。

もしかしたらここが一番ハードルが高いかもしれませんが、実際に20代の若造が行ってもきちんと丁寧に案内してくれたので、心配する必要はないと思います。ただし確実にしたほうが良いのは予約です。予約なしで行った場合はまず案内してもらうのが難しい可能性があります。また見せてもらいたい車両が置いてあるか、試乗可能な状態かどうかの確認もしたほうが良いでしょう。

これはポルシェに限った話ではなく車のディーラー全てに共通するかと思いますが、ポルシェのような高級車ディーラーになれば接客の方法もよりお客様に対して丁寧かつ時間を使うことが多いので、きちんと予約を取ることが大切です。そして直前すぎるとなかなか空いていないので、余裕を持った日付で予約するのがおすすめです。

予約時には気になる車種を伝えておくとスムーズです。店舗によって試乗車は限られており、基本的に1車種1台の試乗車しかないはずなので、他の方の試乗タイミングと被らないようにするためです。複数種類気になる車種があればきちんと伝えておくのも良いでしょう。

いざディーラーへ。注意点はある？

予約をしたらウキウキしながらその日を待ちましょう。おそらくまたコンフィギュレーターを触ることになると思います笑。あとはYoutubeを見たりしながら想像と妄想をたくさんしましょう。

当日の注意点ですが、全くと言って良いほどありません笑

「服装とかどうしたら良いですかね…なめられないように高い格好をしていったほうが良いですか？」

みたいな質問をみたことがありますが、全然普通で良いと思います。高級車ディーラーなので清潔感があったほうが浮かないですが、私は普通にTシャツとデニムで行きました。ただ、試乗をするのであればサンダルは避けたほうが良いです。

ポルシェディーラーでの流れ

ディーラーについたら以下のような流れで進んでいきます。

順番に説明してきます。

担当者と挨拶

まずディーラーについたら受付の方が出てきてくれてテーブルまで案内してくれます。そこで飲み物を聞かれますので答えます。メニューはまあ普通ですが、ペリエが選べたり（※店舗によります）少し高級なラインナップになっているかもしれません。私は構わずアイスコーヒーでしたが。ちなみに一緒にお茶菓子も出してもらえるのですが、ゴディバが出てきたりするところは間違いなく高級ですね。

少し待っていると営業担当の方がご挨拶に来ていただき、車の紹介に移ります。

ちなみに、最初にポルシェセンターに足を踏み入れた時は緊張と興奮でもう言葉にできませんでした。あちらこちらにポルシェが展示されており、もう別世界です。初めてポルシェセンターに行かれる方はぜひ楽しみにしていただければと思います。

気になる車種の概要説明

予約時に車種を伝えていれば、カタログ（もらえます）を見ながら簡単なグレードと価格一覧について教えてもらいます。その後は百聞は一見にしかずということで、展示車や試乗車を見ながら実際に車両を見ていきます。運転席、後部座席、トランクと順番に見ながら、ポルシェ特有の多数のオプションについて解説してくれます。

ディーラー営業Tさん

この装備はオプションでして、この装備はこのグレードだとオプションになっています…あとこれもオプションで…

ネコタス

ふむふむ…

終始こんな感じです笑。

あと驚いたのは、営業の方の知識の豊富さ。車両ごとの標準オプションやオプションの価格をほとんど全て把握していました。実はポルシェの営業の方の名刺には「営業」とか「セールス」という名前になっていないんですね。なんて書いてあるかというと、

「セールスコンサルタント」

という記載になっています。これはあくまで、ポルシェを売るだけでなく、多彩なオプションの中できちんとお客さんに満足してもらう仕様をきちんとコンサルする、という意思が込められているのだと思います。こういう細かいところの姿勢も個人的にはかなり高評価でした。

試乗

現車を見た後はついに試乗、ポルシェを運転する時間です。事前に伝えていれば基本的にすぐに走れるように事前準備をしてくれています。また、現車を見てみて違う車種に乗ってみたいという場合も、車両が空いていれば5~10分くらいで用意してくれます。私も最初はマカンを見に行ったのですが、結局試乗前に現車を見て少し狭いと思い（特に妻が）、カイエン一択になり試乗もカイエンのみでした。

ちなみにポルシェは試乗コースというのは特に決まっていないので、自由な道（常識的な距離の範囲でw）を走りに行けます。私はディーラーから自宅まで運転し車庫のサイズ感の確認をした後に、近くの道でカーブが多いような道をしばらく走らせてもらいました。また、高速道路も少し走らせてもらいました（この時は自身のETCカードを利用しましたがw）

店舗のコンフィギュレーターを使って仕様相談

思う存分（？）試乗をした後は、実際に店舗でコンフィギュレーターを使って細かい仕様を営業、間違えました、セールスコンサルタントの方と一緒に作っていきます。基本的にはポルシェのHPで触れるコンフィギュレーターと一緒です。なので、散々自宅でシミュレーションしたものから希望をセールスコンサルタントへ伝えていきます。ただ、さすがはセールスコンサルタントです。

ネコタス

やっぱステアリングの位置も電動にしたいのでメモリーパッケージ付きのシートにしようかな

ディーラー営業Tさん

それだけのために20万円のオプションは必要ありませんよ

ネコタス

う…そうか。あ、でもやっぱスポーツエギゾーストは入れたい！

ディーラー営業Tさん

素のカイエンなら不要です。S以上ならわかりますが

ネコタス

…はい…

と、こんな感じでばっさり否定してくれます。

誤解のないように言うと、これはこちらの予算やこだわりたい（譲れないポイント）をきちんと把握してくれているからこそなのです。そりゃ予算が無限にあれば全部オプションを付ければ良いのですが、そんな人はほとんどいないはずなので、セールスコンサルタントの人が不要なオプションをなるべく付けなくて済むようにきちんと教えてくれるのです。

これって結構すごくないですか。単に販売単価を上げたいのであれば、どんどんオプションは追加させたくなるはず。でもそうしないのは、ポルシェという車をきちんと好きになってもらってファンになってもらう、そうすることで末長くポルシェというブランドを好きになってもらうためなんじゃないかと思います。ポルシェがポルシェとして今の地位を築いている根底にはこういう意識というか売り方があるんじゃないかなと推察します。

ちなみに、店舗で決める場所はこんな感じです。テンション爆上げです。

ポルシェディーラー内のコンフィギュレーター

見積もり（在庫・生産時期確認） ・注文

上記のコンフィギュレーターで作った完全にオーダーメイドの車両を注文するか、近い仕様の在庫車を探して購入するかの2択の選択になります。

ちなみに、ポルシェは在庫車が非常に少ないです。そもそもディーラーで見込み発注（人気のモデルやオプションを付けた「売れそう」な車をあらかじめ作っておくこと）をしないためです。ポルシェの値崩れがしないのもこのためなんですよね、結局値引き販売をしないことにつながるので。なのでポルシェは展示車が相当ハイペースで売れます。2週間間隔を開けてディーラーに行った際に全然車両が入れ替わっていたりするので…

私が注文したカイエンクーペはそもそも在庫車が特に非常に少ない車だったので、オーダーメイドで注文しました。

注文の経緯やオプションなどはぜひ過去の記事をご覧ください。

まとめ

総括するとあまり普通のディーラーと変わるところがありませんが、大きく違うのは、

・オプションが豊富（ゆえにコンフィギュレーターで仕様を決定する時間が長い。これが醍醐味でもある）

・在庫車は基本的に非常に少ない

・ゆえに値引きがかなり少ない

こういったところでしょうか。なのでこういった問題を解決するために中古車が人気なのもありますね。自分が気になっている車両が出てくるまで毎日中古車をチェックするという買い方もあるみたいです。

長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです！