車・ドライブ

初のポルシェを911ではなくカイエンにした理由

こんにちは、ネコタスです。

今回は、念願の初のポルシェとして、ポルシェを代表する911ではなくカイエンを購入した理由や背景についてご紹介したいと思います。

私も20代前半に始めて車、特にポルシェを好きになってからずっと憧れていたのが911だったので非常に迷いました。特に新車でカイエンとなると911までもう少しで手が届く価格帯になるので、カイエン購入前に何度も911のことが頭によぎったのは事実です…

結論はシンプル

ではなぜカイエンを選んだかと言うと理由は非常にシンプルかつご想像通りで、

家族のため

ということです。

私は大富豪でもなんでもなく普通のサラリーマンですので、基本的に車は1台しか所有できません(もちろん購入金額にもよりますが、ポルシェの場合は)。

911の1台所有で妻と子供1人(0歳)の3人であれば生活もできなくはないですが、車をなんのために所有するかという目的を考えればやはり911にすることはできませんでした。

やはり車は移動するための手段です。その移動という過程を楽しく素晴らしい体験にするものがいわゆる高級車の使命であると考えています。走りが楽しかったり内装がラグジュアリーで快適に移動できたり、といった具合です。この体験というには運転手だけの視点ではなく、同乗者を含めてその車で移動する全ての人の体験価値の向上が大切です。

911を購入した場合、走りを楽しむという観点では確かに運転手視点では最高だと思いますし、上記の移動手段以外にも所有欲であったりいわゆる承認欲求は満たされるのかもしれません。しかし、荷物積載量の少なさや後部座席の実用性の低さ、2ドアならではの不便さを考慮すると、やはり家族全員の体験価値の向上は厳しいものがあるな、という判断でした。

もちろん911の1台のみでご家族で素晴らしいカーライフを過ごされている方も多いとは思います。当たり前ですが、これを否定するものではありません。大切なのは、家族全員の体験価値の向上ができているかだと思うのです。例えば、ご夫婦2人が本当に911に憧れがあって、多少の不便さを犠牲にしても911に乗りたい!というのであれば、もはや快適性を求めてSUVを買うのは間違っている、と思うのです。

SUVならポルシェでなくても良かったのでは?

このような思いを持っている方も多いと思いますし、実際に私もそうでした笑

なので最初はメルセデスベンツやBMW、VOLVOを見に行ってましたし、VOLVOのXC90なんかはほぼほぼ購入しかけました。

なぜ最終的にカイエンを購入したかと言うと、ざっくり以下のような理由のためです。

  1. カイエンにクーペモデルが誕生していたから
  2. 「ポルシェ」というブランドに憧れがあったこと
  3. 911だけがポルシェではないという確信があったこと

まず1ですが、ぶっちゃけこれはかなり大きい理由でした。実は過去3つのカイエンのモデル全てが、個人的にはあまりスタイルが好きではなかったんですね。SUVでもスポーティさを感じられるクーペスタイルが好みだったので、車の買い替えを検討してからまず見に行ったのはGLE/GLCクーペやX4/X6でした。

ポルシェはマカンが若干リアに傾斜もありカッコ良いなと思っていたんですが、少し車内が小さいかな?という点でど本命ではありませんでした。

ただ一応憧れもあるので見に行ってみようかということでポルシェセンターにお邪魔したところ、カイエンクーペというモデルを知り購入に至ったという経緯です。

カイエンクーペのスタイリングは本当に好みで、この3代目のタイミングでポルシェがカイエンクーペを販売してくれていたのは運命だと思っています。

 

そして2ですが、妻も車が好きで、特にポルシェがずっと好きだったという点が大きいです。
※ちなみにポルシェを好きになったのはコナンでジンが乗っている356を見てかららしいです笑

ポルシェ356A

ポルシェ356a (引用:https://cargeek.jp/8421)

私も入りは911でしたがポルシェにはもちろん憧れを持っていたので、せっかく1,000万円近いお金を出して車を買うなら本当に欲しいブランドのものを買おう!という流れでした。

 

そして3つ目なのですが、911でなくてもポルシェが作っている車はしっかりポルシェだということです。何言ってるんだ、と思うかもしれませんが笑

よくネット記事等でも書いてあるのですが、ポルシェはやはり911でマカンやカイエンはドル箱である、というような趣旨で暗にディスっているものです(最近減った気がしますが)。

もちろん個々人の見解なので否定する気もありませんが、私は新卒で大手自動車会社で開発を行なっていたこともあるので少し見解が異なります。

それは、やはりどんな車であっても、自動車会社が手を抜いて(単に儲けるだけを考えて)作った車なんて存在しないということです。もちろん利益率の大きい車や売れば売るだけ赤字になる車など様々ですが、それらが「手を抜いている」というわけではありません。

コストカット等の厳しい制約がありつつも、価格帯やターゲット層の利用シーンを想定して、「最高の移動体験」を提供できるように努力を重ねているのです。「最高の移動体験」とは冒頭の通り、運転の楽しさや内装のラグジュアリーさだけではありません。車の所有者が色々な観点で満足できているかどうかが非常に大きいのです。それにはコスパだったり燃費の良さだったりもするでしょうし、好きな色の設定があるとか、こういう類のものかもしれません。

ポルシェに話を戻すと、ポルシェは生粋のスポーツカーブランドであり、日本の幅広い車種を開発しているブランドとは少し嗜好が異なります。ポルシェはどのモデルにおいても、「走る喜び、操る楽しさ」を追求しているのです。そんなポルシェがカイエンやマカンのようなSUVだからといってそのこだわりを捨てることは絶対にないはずです。

もちろんSUVなので911やケイマン、ボクスターのようなセッティングではないと思います。これはこれらのスポーツカーが優れているというわけではなく、SUVという特性を生かして走りや走破性、ラグジュアリーさとのバランスを取って考え抜かれたセッティングにされているはずなのです。

快適性や利便性よりも真の走りを追求したい方は911をはじめケイマン、ボクスターを購入されるのが「最高の移動体験」となると思いますし、家族や利便性を考慮しながら皆でポルシェという走りを体感したい方はカイエンやマカン、パナメーラといった車が「最高の移動体験」になるはずなのです。

とはいえ夢は、やっぱり複数所有

色々書いてきましたが、上記の「最高の移動体験」をもっと高い次元で解決する方法があります。

それは、「車を複数台所有し、移動に応じて乗る車を変えること」だと思います。

家族で出かけるときはカイエン、1人で少し走りに集中したい時は911のような形です(例えば、です)。

記事執筆時点の2021/8/22時点で納車予定日の24日まであと2日。20代でポルシェに乗るという夢は叶えることができましたので、30代はもっと夢を大きく、911とカイエンを2台所有できるように頑張っていきたいと思います。

カイエンクーペ納車後もぜひ記事をたくさん書いていきたいと思いますので、引き続きご愛読いただけますと幸いです!

 

車納入の経緯も過去に記事にしていますのでぜひご覧ください!

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