車・ドライブ

ポルシェカイエンクーペのコンフィギュレーターが新しくなった

こんにちは、ネコタスです。半導体不足の影響でカイエンクーペの納車日が4週間遅れてしまったことの傷がまだ癒えません。

気晴らしにコンフィギュレータで注文したカイエンクーペでもつくって楽しむか…と思って久々に開いてみたところ、少し仕様に変化があったので記事にしてみます。

※記事執筆時点の2021/5/7時点の情報です。これ以降も変更になる可能性がありますので、現在の仕様については直接ポルシェサイトをご覧ください。

背景選択ができなくなっている

コンフィギュレータを開くとまず車両イメージが大きく出てくるので真っ先に気がついたポイントです。2021/2頃に見ていた頃はデフォルトが夜景背景になっていたのですが、今は白背景になっており、かつ背景変更ができなくなっています。何か不具合があったのか簡素化して挙動を少しでも軽くしたかったのか理由はわかりませんが…。まあこの変更はオプション選択等において影響を及ぼすものではないので良いのですが早速気になったポイントでした。実車を見に行けない人にとっては背景が変わると少し色の見え方も変わって見えるので重宝するかも?しれませんが、実際にポルシェを購入する際には現地で実車で色確認をされる方がほとんどだと思うので、そういった意味でもそこまで気にするポイントではないかもしれません。

現在のコンフィギュレータの画像表示箇所。白背景がデフォルト設定で夜景等の自然背景の選択ができなくなっている

※2021/6/16時点では以下のような背景が選べる様になっていました!

カイエンクーペのコンフィギュレータ

カイエンクーペのコンフィギュレータ

スタンダードカラーのホワイトが選択できるようになっている

これはバグ修正ですね。以前はオプションではないソリッドのホワイトが選択できなかったのです。なので車両イメージ確認時はキャララホワイトを選択し、金額をみる時はソリッドのブラックを選択するという手間が発生していましたが、ついにこれが解消されました。完成車をコンフィギュレートして楽しむ身としては地味に嬉しい修正です。

スペシャルカラーからラバオレンジが消えてカーマインレッドが追加されている

これは少しびっくりしました。カイエンクーペといえばシグネチャーカラーとしてラバオレンジの印象がとても強かったため。実際、カイエンクーペで画像検索すると、ジャーナリストの記事にてラバオレンジの車体が多く紹介されていることがわかります。

カイエンクーペの画像検索結果。ラバオレンジの紹介が多数見受けられる

実際、紙のカタログを見てみると、スペシャルカラーとしてラバオレンジの設定があることがわかります。

2019時点で発行されたカイエンクーペのカタログ

これが現在のコンフィギュレータではラバオレンジの設定が消え、代わりにカーマインレッドが設定されています。

現在のコンフィギュレータ。スペシャルカラーからラバオレンジが消えカーマインレッドになっている

これは結構大きな変更なのではないでしょうか。特別カラーなのであまり注文される色ではないかと思いますが、気に入っていた人にとっては現時点で新車での注文ができなくなってしまっているという意味ですので(逆にカーマインレッドが好きな人にとっては朗報ですね)。カイエンクーペは通常のカイエンと比べて出荷台数もおそらく相当少ないと思うので、限定色撤廃によりオプション選択肢を狭めてコスト削減や生産の効率化を図っているのでしょうか。

リモートパークアシストが新しくオプションとして選択可能に

これは少し記憶頼りのところがあるのですが、2021/2時点では確か選択できなかったオプションだったかと思います。今回のコンフィギュレータマイナーチェンジ?で選択できるようになりました。このリモートパークアシストについてはポルシェ公式に説明文を見つけたので以下引用します。

その狭い駐車スペースには、他の車輛も随分と手こずったのだろう。周りを見渡すと、駐車の際に擦ったと思われる接触痕がいたる所に残っている。迫り来る隣のクルマのプレッシャーに冷や汗をかきながら、何度も何度も切り返して、どうにか枠に収めたのはいいが、いざ降りようにもドアをぶつけないようにするだけで手一杯。曲芸師よろしく身体をしならせ、やっとの思いでクルマから降りる……思わず深いため息が出るような状況、都会でクルマを運転する者なら少なからず直面したことがあるだろう。 しかし、リモートパークアシストを搭載した新型カイエンならそんなストレスとは無縁でいられる。インテリジェントなアシスタンス・システムが自動的に駐車可能なスペースを認識したら、ドライバーは画面に表示されたスペースに停車して降車すればいい。スマートフォン経由でリモートパークアシストをオンにすれば、自動的に駐車操作が開始される。駐車スペースがどこであろうと関係ない。直角に駐車する場合でも、前向きがいいか後向きがいいか、ドライバーの要望を識別してくれる。駐車が完了するまでドライバーはスマートフォン・アプリのボタンを押すだけでいいのだ。

出典:ポルシェ公式サイト

冒頭の部分は長いし機能説明には不要かと思ったのですが、面白かったのでそのまま引用させていただきました笑。結論、この機能はドライバーが車から降りた後にスマートフォン操作にて駐車可能という機能のよう。カイエンのように幅が約2mもある大型SUVにとっては以外に重宝するかもしれませんね。運転席のドアを大きく開けられるくらい少し車両を動かせるだけで車両への乗り降りのしやすさが格段に違いそうです。ちなみにこのオプションは229,000円するのであまり人気にはならない可能性がありますね…

PSCBがオプションから削除されている

PSCB(ポルシェサーフェスコーテッドブレーキ)は新型カイエンターボに初めて標準装備された、錆が発生せずブレーキダストもほぼ出ない新しいブレーキシステムとして話題?になっている新型のブレーキです。大きな違いとしては制動力の向上はもちろんですが、見た目の違いとしてブレーキディスクがタングステンコーティングによりピカピカの銀になるのと、ブレーキキャリパが白になりかつフロント10ピストンという超大型(ブレーキディスクのほぼ半分くらいをキャリパーが占めてしまっているのでは?くらい大きい)という違いがありました。

PSCB設定車両の足。キャリパー大きすぎる…

出典:ポルシェ公式サイト

宇宙一のブレーキと言われるポルシェなのでブレーキのオプションとして魅力的であったと思うのですが、この度残念ながら選択肢から消えてしまっていました。私も注文時のオプションで付けるか迷ったのですが、当たり前に高額(確か500,000円くらいしたはず)なのとメンテナンスコスト(故障時や部品交換代がもちろん高くなる)のと、性能に至っては超がつくほどオーバースペックになるので辞めました。オプションとして選択できなくなるのであれば希少価値は上がると思うので付けておけばよかったかな?と少し残念な気持ちです。

まとめ

上記以外にもおそらく細かいオプションの違いもあると思いますが、代表的な違いのみピックアップしてご紹介しました。ポルシェはこのように時期によって選べるオプションが変わったりする可能性があるので、気になる仕様があった場合にはあまり悩まず買ってしまうのが良いですね笑。

まあ冗談として、このような時期によってオプションや標準装備(今回もこのタイミングで標準装備が変わったかどうか確認してみましたが、ベースのカイエンクーペではおそらく変更がなかったはずです)が変わったりするので、気になるモデルがある方はこまめにチェックするなりポルシェセンターの方に聞いてみるのが良さそうですね。

少しでも参考になれば幸いです。

-車・ドライブ
-,